骨塩定量測定装置
骨密度測定(骨塩定量)とは?
骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、どれくらいの量あるのかを計測するものです。骨粗鬆症は、骨の強度が低下し、骨折の危険性が高くなる病気です。一般に骨の強度は、骨量あるいは、骨密度が70%、骨質が30%影響すると言われています。したがって、骨の強度の重要な要因である骨量を測定することで、骨粗鬆症の診断や骨折危険性の評価が可能となります。現在、様々な骨量測定法がありますが、当院では、DEXA法と呼ばれる2種類のエネルギーのX線を測定部位に当てることにより、骨成分を他の組織と区別して測定する方法で検査を行っています。測定する骨は、腰椎、大腿骨頚部などです。
誤差が少なく、測定時間は、5分程度と短く、放射線線量も、胸のX線写真より少ないという利点があります。このためDEXA法は、骨量測定の標準方法として重視され、骨粗鬆症の精密検査や、骨粗鬆症の治療効果の経過観察、また骨折の危険性予測に有用です。