血管造影(angiography)
血管造影(angiography)とは?
手首や肘、主に足の付け根から細い管(カテーテル)を目的とする血管まで入れて造影剤という薬剤を注入し、その先の血管の状態を観察・治療することができます。
当院では2台の血管造影装置を備えています。それぞれ頭部、腹部などの多目的血管造影装置と心臓カテーテル検査を主とした装置です。
令和6年3月より頭腹部用血管造影装置をAzurion 7 B20/15 LNに更新しており、低被ばく・高画質で患者さんにとってより良い装置となっています。
また、従来装置よりも高画質な3D画像やCBCTの撮影が可能でより詳細に病変を描出可能となっています。加えて、検査部位に合わせた機能・ソフトウェアを搭載しており質の高い治療が可能となっています。
多目的(頭部・腹部)血管造影
頭部血管造影・頚部及び頭部内の血管に対し
- 出血の原因となる部位の確認や狭窄した部位の特定。
- 脳動脈瘤に金属性コイルを詰めて止血あるいは事前に出血を防止。
- 細くなった頚部の血管を拡張(注1) ・形成(注2)
腹部血管造影・腹部の臓器を栄養する血管に対し
- 腫瘍の良性・悪性の判定
- 腫瘍を栄養する血管を詰めて腫瘍を潰す。(塞栓術)
- 出血の原因となっている血管を詰めて止血。
(注1)血管内に風船のついたカテーテルを入れて狭窄部位を膨らませて拡げる
(注2)ステントという金属の管を狭窄した部位に入れて血管を正常な太さに戻す
(注2)ステントという金属の管を狭窄した部位に入れて血管を正常な太さに戻す


