救急科
救急科の特徴
われわれは、急性期疾患・外傷の全般を扱っています。地方の救急医療の崩壊が叫ばれる中、当院も医師数は決して多くはありません。それにもかかわらず、県北の救急医療をこれまで何とか支えてきたのは、全科の救急医療への理解と協力があってこそです。この特徴はこれからも当院の強みとして保ち続けたいと考えます。
当院は佐賀大学医学部附属病院、佐賀県医療センター好生館、国立病院機構嬉野医療センターとの密接な連携で、救命を図っております。これからの救急医(救急医療を行なえる医師)の養成に佐賀大学医学部救急医学講座との連携のもと、全力を注ぎます。
医師紹介
氏名 | 資格・所属学会等 | 専門分野 | 出身校 |
---|---|---|---|
救急科部長 中島 厚士 |
日本救急医学会 専門医 日本臨床救急医学会 |
救急 | 佐賀医科大学 |
救急科副部長 藤田 亮 |
日本救急医学会 専門医 日本泌尿器科学会 専門医 日本臨床救急医学会 日本集中治療医学会 日本急性血液浄化学会 指導医 日本内科学会 認定医 JTAS 認定医師アドバイザー |
救急・集中治療 泌尿器科 |
川崎医科大 |
救急科医師 吉武 邦将 |
日本救急医学会 専門医 日本集中治療医学会 日本内科学会 認定医 |
救急科 |
自治医科大学 |
診療実績
番号 |
疾病名 | 基準 | 患者数 |
退院・転院 (転棟を含む) |
死亡 |
1 | 病院外心停止 | 病院前心拍再開例、外来での死亡確認例を含む | 96 | 10 | 86 |
2 | 重症急性冠症候群 | 切迫心筋梗塞、急性心筋梗塞又は緊急冠動脈カテーテル施行例 | 47 | 44 | 3 |
3 | 重症大動脈疾患 | 急性大動脈解離又は大動脈瘤破裂 | 13 | 12 | 1 |
4 | 重症脳血管障害 | 来院時JCS100以上、開頭術、血管内手術施行例又はtPA療法施行症例 | 70 | 52 | 18 |
5 | 重症外傷 | MaxAISが3以上又は緊急手術施行例 | 223 | 214 | 9 |
6 | 重症熱傷 | Artzの基準による | 2 | 1 | 1 |
7 | 重症急性中毒 | 来院時JCS100以上又は血液浄化法施行例 | 12 | 11 | 1 |
8 | 重症消化管出血 | 緊急内視鏡施行例 | 62 | 57 | 5 |
9 | 重症敗血症 | 感染性SIRSで臓器不全、組織低潅流又は低血圧を呈する例 | 11 | 3 | 8 |
10 |
重症体温異常 |
熱中症又は偶発性低体温症で臓器不全を呈する例 | 1 | 0 | 1 |
11 | 特殊感染症 | ガス壊疽、壊死性筋膜炎、破傷風等 | 0 | 0 | 0 |
12 | 重症呼吸不全 |
人工呼吸器管理症例(1から11までを除く) |
23 | 20 | 3 |
13 | 重症急性心不全 | 人工呼吸器管理症例又はSwan-Ganzカテーテル、PCPS若しくはIABP使用症例(1から11までを除く) | 14 | 12 | 2 |
14 | 重症出血性ショック | 24時間以内に10単位以上の輸血必要例(1から11までを除く) | 0 | 0 | 0 |
15 | 重症意識障害 | JCS100以上が24時間以上持続(1から11までを除く) | 1 | 1 | 0 |
16 | 重篤な肝不全 | 血漿交換又は血液浄化療法施行例(1から11まで除く) | 0 | 0 | 0 |
17 | 重篤な急性腎不全 | 血液浄化療法施行例(1から11までを除く) | 5 | 4 | 1 |
18 | その他の重症病態 | 重症膵炎、内分泌クリーゼ溶血性尿毒症性症候群などで持続動注療法、血漿交換又は手術療法を実施した症例(1から17までを除く) | 68 | 58 | 10 |
合計 | 648 | 499 | 149 |