看護部
看護部長よりご挨拶
ごあいさつ
当院は、佐賀県北部の地域中核病院として「安心な医療」「あたたかい看護」「地域への貢献」を理念に、急性期医療、救急医療、がん医療、災害医療、小児・周産期医療に力を入れ取り組んでいます。
看護部では、専従の新人教育担当者を配置し、定期的な新人研修を行っています。また、赤十字のキャリア開発ラダーに沿った研修の実施、看護技術の習得、職場適応への支援も行っています。新人看護師の支援を通して先輩看護師も成長できるように教育的な風土づくりに取り組んでいます。
また、変則2交代勤務やPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を導入し、安全で質の高い看護の提供を目指しています。
今後もパートナーシップマインドを醸成しながら、職員がいきいきと働き続けられる病院を目指していきたいと考えています。
看護部長 認定看護管理者 成瀬 弘美
看護部の理念・基本方針
患者さんの尊厳を守り、相手の立場に立った思いやりのある看護をめざします。
- 赤十字の基本理念である人道・博愛の精神に基づき、生命の尊重と個人の尊厳を保持し、公平に看護いたします。
- 看護専門職者として知識・技術の向上を図り、より安全で安楽な看護を提供します。
- 一人一人とその時その場のかかわりを大切に、コミュニケーションを図り、患者さんの意思決定を支援します。
- 看護専門職者としての自覚と責任ある行動を果たすため、教育、研修、研究に取り組み、自己啓発・研鑽に努めます。
- 赤十字の使命である国内外の救護活動を果たすための救護看護師を育成します。
- 看護基礎教育の臨床実習施設として、看護学生の育成・指導に努力します。
看護体制
一般病棟
急性期一般入院料1看護方式
PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)勤務体制
各部署の紹介
6階東病棟 内科(42床)
キャッチフレーズ
それぞれの患者さんに合わせた治療を安心して受けることができるよう
スタッフみんなで支援していきます
役割と特徴
6階東病棟は42床(うち無菌室4床)を有する内科病棟です。血液・消化器内科の患者さんが多く入院されます。血液疾患ではがん薬物療法や輸血療法に加え、特有の治療である末梢造血幹細胞移植を行います。治療を安全に受けることができるよう支援し、治療後の感染症予防を行うために無菌室での管理や生活指導などを行っています。
消化器疾患では悪性腫瘍の内視鏡治療やがん薬物療法、放射線療法、緩和治療などを行います。安心して検査や治療を受けることができるよう支援しています。
看護をするうえで大切にしていること
当部署では定期的に多職種カンファレンスを行い、それぞれ専門的立場から患者さん・ご家族にとってどのような支援がいいか検討しています。その中で一番大切なことは「患者さん・ご家族が一番望まれていることは何か」を知ることです。私たち看護師は患者さん・ご家族と接する機会が一番多い職種です。日々のかかわりを通して患者さん・ご家族の思いを理解できるようケアや対話を丁寧に行っていくよう努めています。
職場づくりや人材育成についての考え方
スタッフ構成は、新採用者から20年以上の経験豊富なベテランまで、経験年数の異なる看護師から成り立ちます。新採用者の新しい知識と先輩看護師の豊富な知識・経験をあわせ、さらに、医師にも協力を得て専門的知識の向上を図ることで、より質の高い看護の提供を目指しています。当院のPNSの強みを活かし、先輩・後輩が互いに話しあうことができ、日々の患者さんとのかかわりの中でともに学んでいける職場づくりを心がけています。
6階西病棟 内科(42床)
キャッチフレーズ
患者さんに寄り添う看護を心がけています
役割と特徴
6階西病棟は、42床を有する内科病棟で、呼吸器・循環器疾患の患者さんが主に入院されます。呼吸器疾患では、呼吸困難のある患者さんや化学療法を受ける患者さんが多く、酸素療法や在宅酸素療法の指導、化学療法看護を行っています。循環器疾患では、狭心症・心筋梗塞・心不全で治療や心臓カテーテル検査を受ける患者さんが多いです。安心・安全に治療や検査を受けていただけるよう、分かりやすい説明に努めています。また、病気を繰り返すことのないように生活指導や食事指導も行っています。
看護をするうえで大切にしていること
当病棟の基本理念は、「患者さんの個別性に応じた安全で安心な看護を提供する」「思いやりのある温かな看護が提供できる」と掲げており、患者さんに寄り添える看護を心がけています。
職場づくりや人材育成についての考え方
当病棟スタッフは「ありがとう」の言葉をかけあい多職種と協力しながら、働きやすい職場風土を築いています。専門職業人として質の高い看護ができるよう勉強会を実施し、自己研鑽に努め、知識の習得とキャリアアップに努めています。
5階東病棟 整形外科・泌尿器科(42床)
キャッチフレーズ
安全管理の充実と快適な入院環境の整備
役割と特徴
5階東病棟は、42床を有する病棟で、整形外科・泌尿器科疾患の患者さんが主に入院されます。整形外科疾患では、脊椎疾患、変形性関節症、様々な部位の骨折・外傷に対し手術療法や保存的療法がおこなわれています。泌尿器科疾患では、悪性疾患に対する手術や化学療法、尿路結石に対する手術、尿路系感染症に対する治療と多岐にわたります。安心・安全に手術・治療・検査を受けていただけるよう、分かりやすい説明に努めています。また、令和4年からFLS(骨折リエゾンサービス)に取り組み、骨粗鬆症をベースにした再骨折予防を多職種チームで関りながら生活指導や食事指導も行っています。
看護をするうえで大切にしていること
当病棟の基本理念は、「安全管理の充実を図り、快適な環境の整備に努めます。」「日々自己研鑽に努め、知識と技術の向上を図り、より良い医療と看護を提供します。」とあげています。疾患的に長期臥床となる方も多いため肺静脈血栓予防や腓骨神経麻痺予防に取り組んでいます。
職場づくりや人材育成についての考え方
ご高齢の方々に対し、人生の大先輩として尊厳を持った関りを大切にしようとスタッフ間で認識を共有しています。PNS看護体制で互いに認め合い共に成長できるよう思いやりを持った人材育成を心がけています。
▲多職種でチームワークを発揮しています(#^.^#)
▲毎朝行われている整形外科カンファレンス
▲勤務開始時の情報収集…ポイントを絞って(*^^)v Fight❢
5階西病棟 整形外科・皮膚科・内科(40床)
キャッチフレーズ
チームワークで頑張る外科病棟
役割と特徴
5階西病棟は病床数40床の外科・整形外科・肝臓内科の混合病棟です。主に消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科疾患の周術期看護、化学療法、緩和ケアと急性期から終末期の看護を行っています。他に整形外科疾患の術前、術後の看護と肝臓内科の肝生検やラジオ波などの特殊検査も受け入れています。患者さんの思いに寄り添い、手術・検査時の不安の軽減、化学療法導入時の説明や支援を充分に行い安心した療養生活が送れるようにスタッフみんなで頑張っています。また医師・薬剤師・栄養士・MSW・他コメディカルと連携し早期退院のサポートを行いチーム医療の充実も図っています。
看護をするうえで大切にしていること
・患者さんが安心し納得していただける看護の提供
・患者さん一人ひとりにあった看護に必要な知識、技術の研鑽に努める
・安心、安全に入院生活が送れ、ADLの拡大・自立への支援を行う
職場づくりや人材育成についての考え方
混合病棟のため入退院も多く業務も煩雑になりますが、スタッフみんなで声を掛け合い協力しながら業務を行っています。また新採用者や若手看護師・勤務異動者の知識・技術の向上のために定期的にストーマケアや化学療法の勉強会を開催しています。
外科特有の疾患や特殊検査は先輩看護師が後輩をサポートしながら支援を行っています。ベテラン・中堅・若手がそれぞれの立場で部署内での役割があり、やりがいをもって働いています。チームワークを大切に働きやすい職場を目指しています。
▲後輩看護師へストーマケアについての指導
4階東病棟 産婦人科・外科(25床)
キャッチフレーズ
あらゆる世代の女性の手助けになりたい!
役割と特徴
4階東病棟は、病床数25床の産婦人科・レディ―ス病棟です。佐賀県の北部地区周産期医療基幹施設として、近隣の産婦人科開業医と連携し、ハイリスクだけでなく、通常の出産の方も受け入れています。産婦人科外来が病棟に臨接されているため、緊急性の高い紹介症例などへの対応をよりスムーズに行うことができます。また、小児科があるため新生児の相談ができるメリットがあります。産婦人科だけでなく、内科、整形外科、形成外科、皮膚科、小児科を受け入れています。新生児からご高齢の方まで、あらゆる世代のライフサイクルに応じた看護を提供するため、医師、助産師、看護師、スタッフが一丸となってより良い看護を提供できるよう努力しています。
看護をするうえで大切にしていること
1.安全、安心、安楽な医療と看護の提供
2.患者さんのその人らしさを大切にし、温かい看護
3.笑顔を忘れず、ひとりひとりと その時その場の関わりを大切にし、思いやりのある看護
職場づくりや人材育成についての考え方
新卒助産師、新卒看護師を迎え、スタッフ皆で独り立ちできるよう支援していきます
みんなで助け合い、協力できる病棟づくりを目標にしています。
スタッフ1人ひとりが自分の成長を実感でき、働きがいのある職場風土の醸成に取り組んでいきます。
4階西病棟 外科(42床)
キャッチフレーズ
患者さんの気持ちに寄り添う看護を心がけます
役割と特徴
4階西病棟は、42床の混合病棟で、感染症内科、消化器内科・腎臓内科・糖尿病内科・整形外科・皮膚科・形成外科・小児科などの複数の診療科の患者さんが入院されます。
多忙な中でも、様々な疾患に対応できるように自己研鑽に励み、スタッフでコミュニケーションをとりながら、協力して看護を提供しています。また、医師・医療ソーシャルワーカー・リハビリなど多職種で連携を図りながら、専門性を活かした支援を行っています。
看護をするうえで大切にしていること
1.患者さんとの関わりを大切にした看護を提供します
2.安心して療養できる環境を提供します
3.混合病棟にふさわしい幅広い知識・技術を身につけ安全な看護を提供します
職場づくりや人材育成についての考え方
若手から経験豊富なベテラン看護師と年代は様々ですが、みんな明るく活気のある職場です。勉強会を企画して、お互い刺激しあいながら、日々学びを深めています。
4階南病棟 小児科(15床)
キャッチフレーズ
思いやりの心で、患児と家族に寄り添い、支えていきます
役割と特徴
4階南病棟は、新生児治療室の2床を含む15床の小児病棟です。看護師は小児病棟、小児科外来と佐賀県北部地区の地域連携小児救急センターを担当しており、小児病棟と小児科外来で連携し勤務を行っています。入院対象は出生直後から15歳未満の小児ですが、北部医療圏で唯一の小児入院施設のため感染症繁忙期などは、医師や他病棟の協力を得ながら入院の受け入れを行っています。感染対策をしながら、子どもたちへ七夕やクリスマスプレゼントなど季節のイベントを行っています。
私たちは、子供たちにとって入院生活が安全で心地よく、安心できる医療・看護を提供するために笑顔で業務を提供することを心掛けています。
大切にしていること
・子供に優しい看護を提供します。
・患者・家族と信頼関係を築き、きめ細やかな看護が提供出来るように努めます。
・家族が安心して、退院後の生活が送れるように、入院中に服薬指導や、退院指導を行っています。(家族支援を大切にしています)
・病棟と外来の看護師、医師が連携を取り、安心して治療が受けられるよう、情報交換を行っています。
・外来では、スタッフの感染予防対策を徹底し、待合室では、エリア分けを行い、感染予防を行っています。
・患児やその家族が、快適に入院生活が送れるように環境整備を行っています。
・患児や家族の声を傾聴し、不安や苦痛の軽減に努めるようにしています。
職場づくりや人材育成についての考え方
・当院小児科が、佐賀県北部地区を担い、唯一の入院施設をもっている、当院小児科における役割について全スタッフが周知できるように働きかけている。
・PNSの活用を行い、マニュアルを年1回見直し、知識の向上と再確認を行っている。
・NCPRの習得の推奨を行い、新生児の蘇生の技術向上を目的にしている。
・実務経験や、配属年数にこだわらず、未経験のスタッフと経験のあるスタッフが質疑応答しやすい学びやすい環境になるよう心掛けている。
・病棟と外来があることを活用し、処置の技術習得を行っている。
3階西病棟 脳神経外科・内科・眼科(40床)
キャッチフレーズ
患者様の「食べたい」と願う気持ち、ご家族の「食べさせたい」という思いに沿えるよう、日々頑張っています。
役割と特徴
脳神経外科、眼科、腎内科、糖尿病内科を中心とする40床の混合病棟です。脳神経外科では急性期から積極的なリハビリを行います。また腹膜透析と血液透析導入、糖尿病教育入院、白内障手術を受け入れ、病気の管理について教育・指導を行っています。
大切にしていること
患者様の『その人らしさ』を大切に、患者様のペースに合わせて身体機能の回復を支えたい
職場づくりや人材育成についての考え方
院内・看護部のルールに沿い個人の成長に合わせて部署全体で支援しています。
3階南病棟 救命救急病棟(16床)
キャッチフレーズ
24時間、命を守る!全ては患者様と家族のために
役割と特徴
救命救急病棟の看護師は総勢38名で、病棟勤務の他、救急外来と血管治療室、CT室を担っており、脳外科、循環器内科、外傷など重症患者の初期対応~治療まで携わっています。
大切にしていること・職場づくりや人材育成についての考え方
日々変化し続ける医療を学び看護に活かしていけるよう邁進しています。
手術室
キャッチフレーズ
夜間・休日も24時間緊急手術に対して、安心・安全に対応できる体制
役割と特徴
当院の手術室では、麻酔科医4人、看護師18人、中材業務は、委託の日本ステリのスタッフが担っています。手術症例は、コロナ感染の影響があり、ここ3年間減少していますが、11科で年間2100件超しています。夜間・休日も24時間緊急手術に対して、安心・安全に対応できる体制を整えています。
大切にしていること
日々、患者の安心・安全を第一に考え、術中の事故防止や機器管理、感染症予防対策等の医療安全対策を行っています。特に機器管理では、数多くの機器を使用するため、使用方法を覚える必要があります。そのため、定期的に業者に依頼して、勉強会を行っています。また、術前訪問、術後訪問を行い、患者さんとコミュニケーションをとることで不安の軽減や状態の確認を行っています。
職場づくりや人材育成についての考え方
外来
役割と特徴
外来は一般外来と中央処置室、内視鏡室、血液浄化センター、外来化学療法室などを担い、治療や処置が多様化している中、毎日500人前後の患者さんの対応をしています。スタッフは看護師38名とクラーク3名で、各ブロックの受付スタッフや医師補助のメディカルクラークと共に働いています。
急性期病院という役割から入院期間が短くなり、療養の場が病院から暮らしの場に移り、治療を続けながら生活される患者さんが増えています。外来看護師は短いかかわりの中で、身体状況や療養生活での困りごとを確認し、安心して在宅療養が送れるうな支援に繋げていきたいと思っています。
大切にしていること
紹介などで初めて来院された患者さんは、まず看護師がお話を伺い、症状やアレルギーの有無などの確認をさせていただくとともに、診療に関しての不安や心配が軽減されるように努めています。事前に伺った情報はカルテに記載し、医師の診察がスムーズに行えるようにしています。診察や検査の結果で、治療方針が決まり手術や入院が必要になった場合は、患者さんや家族が納得し安心して治療ができるように丁寧な対応を心がけています。また、倫理的な視点をもち、カンファレンスなど行い患者さんの尊厳を守れるように患者さんに寄り添った、温かい看護を目指しています。
職場づくりや人材育成についての考え方
外来は多種多様な業務があり、看護師は診療の補助に加え内視鏡検査や外来化学療法、透析などの治療も担っています。看護師は複数の部署を担当し、多忙な時には互いに支援を行い、みんなで協力する職場づくりが出来ています。
人材育成に関しては、透析室や内視鏡室ではスタッフの教育プログラムを作成し、その他の部署でも、みんなで支援しひとり立ちをサポートしています。
看護部の教育
基本理念
専門職業人として、主体的学習を実践し、自己のキャリア開発を目指し、当院の医療に貢献できる人材の育成。
教育目的
当院の理念を達成するために、社会のニーズを的確にとらえ、医療の専門職として知識、技術 態度を身につけ、医療チームの一員として活躍できる、すぐれた看護の実践者となることができる。
教育目標
- 医療の専門職として知識、技術、態度を身につけることができる。
- 看護職として医療チームの一員として活躍できる。
- 主体的な学習ができ、キャリア開発ができる。
- 学生や後輩を育てることに参画できる。
- 赤十字の基本理念を実践にいかすことができる。
- 患者、家族、職員間での良好な人間関係を築くことができる。
キャリア開発ラダー
当院は赤十字看護師の看護実践の指標に基づきキャリア開発ラダー教育を行っています。
看護職員が自覚と責任を持ち、質の高い看護を提供できるよう、自己研鑽を支援しキャリア開発を目指します。
また、赤十字救急法や災害看護研修をレベル2までに修了します。
令和元年度 キャリア開発ラダー 認定証授与式
キャリア開発ラダー教育計画
到達目標 | 研修 | |
---|---|---|
レベル1 |
マニュアルに基づいて指導を受けながら実践できる。 |
新人研修(5、6、8、10、12、翌年3月) |
レベル2 | 計画を立てて、自分で実践できる。 |
新人支援スタッフ研修Ⅰ・Ⅱ 看護倫理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ フィジカルアセスメント研修 グローバルヘルスⅡ研修 |
レベル3 | 全体状況を把握し、予測した看護実践ができ、後輩の指導ができる。 |
人材育成支援研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ グローバルヘルスⅢ研修 |
レベル4 | 1)看護の専門性を高め、創造的な看護を提供できる。 2)医療チームにおいて、リーダーシップを発揮することができる。 |
課題解決ステップアップ研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ |
新人看護職員研修について
新人看護職員研修を実施しています。
5日間の病院・看護部オリエンテーション終了後、2日間の看護技術研修を行い、配属病棟勤務に入ります。その後も、定期的な集合研修を受けながら、1年間しっかりとサポートを受けることができます。
看護部では、新人看護師の支援を通して先輩看護師も成長できるように、教育的な風土づくりに取り組んでいます。
令和5年(2023年)度 新人看護職員臨床計画
時期
|
研修
|
内容
|
---|---|---|
4/3~4/6 |
病院オリエンテーション |
・新採用者全員で研修を受けます。 |
4/6、4/7 |
看護部オリエンテーション (1.2日間) |
・看護部門における教育・業務について研修を受けます。 |
4/10、4/11 |
看護技術研修(2日間) |
・身体に侵襲を及ぼす看護技術について学びます。 デモンストレーションや演習を行います。 |
4/25 |
4月研修 (社会人基礎力・輸血・バイタルサイン・おむつの当て方・入職後の振り返り) |
・社会人基礎力・輸血・バイタルサイン・おむつの当て方等について、講義と演習で学びます。 ・1ヶ月の研修を振り返り、目指す看護師像を考えます。(グループワーク) |
5/15 |
5月研修 (医療機器の取り扱い 等) |
・シリンジポンプ・輸液ポンプの取り扱い等について、講義と演習で学びます. |
6/23 | 赤十字概論研修 |
・日本赤十字社佐賀県支部の担当者より、赤十字の役割や事業について講義を受けます。 ・看護事例を通し、赤十字の基本原則について考えます。(グループワーク) |
6/23 |
AED研修 (全新採用職員対象) |
・BLSやAEDについて、講義と演習で学びます。 |
7/11 |
7月研修 (ポジショニング・食事介助) |
・ポジショニング・食事介助について講義を受け、看護師役・患者役を体験し学びます。 |
8/4 |
8月研修 (多重課題・看護過程) |
・多重課題のシミュレーションを行います。 ・看護過程について、講義とグループワークで学びます。 |
9/25 |
9月研修 (経腸栄養法・看取りのケア) |
・経腸栄養法・看取りのケア(エンゼルケア)について、講義と演習で学びます。 |
12/6 |
12月研修 (グローバルヘルスⅠ・挿管の準備と介助) |
・グローバルヘルスについて,講義と演習で学びます。 挿管の準備と介助について講義で学び、演習で見学・経験します。 |
2月 |
・キャリア開発ラダー レベルⅠの申請を目指します。 |
|
3/4 |
3月研修 (フィジカルアセスメント、1年間のまとめ) |
・フィジカルアセスメントの基礎について、講義と演習で学びます。 |
研修の様子
看護技術研修
配属病棟勤務に入る前に、直接人体に侵襲を及ぼす看護技術をデモンストレーションや演習を通して学びます!
配属病棟でのOJT
4月研修(おむつの当て方や輸血について)
♦効果的なおむつの使い方を学び、ボディを使って実際におむつを当てます!
♦輸血の種類や留意点、手順を学びます。輸血の準備も経験します!
♦みんなで“目指す看護師像”を作成し、発表します!
5月研修(医療機器の取り扱いについて)
♦シリンジポンプと輸液ポンプの取り扱いを学び、実際にセッティングや機械の操作をします!
AED研修
♦AEDを使って、BLSを経験します!
10月研修(看取りのケア)
♦看取りの過程やケアを学びます。エンゼルケアのデモンストレーションを見学して、顔のモデルを用いてエンゼルメイクをします。
3月研修(フィジカルアセスメント、1年のまとめ)
♦フィジカルアセスメントの基礎について学びます。みんなで1年を振り返り、自分の成長や、これからどんな看護師になりたいかを発表します!(^^)!
看護部の活動
赤十字救護活動について
日本赤十字社は、災害発生時に救護班を派遣し救護活動を行っています。
そのためには、平時より救急法や災害救護についての教育・訓練を実施しています。
東日本大震災の時には総勢73名の救護員を派遣し、熊本地震や西日本豪雨(広島)、令和元年8月豪雨(佐賀)、令和2年7月豪雨(熊本)の際にも救護員を派遣しました。
また、こころのケアについても研修を行い、災害現場で被災者の方々に寄り添い支援できるよう心がけています。
認定看護師会(8分野10名)
認定看護師会は平成21年度に発足し、それぞれの分野の認定看護師が毎月1回集まり、活動報告や情報交換を行っています。
看護の質の向上を目指した看護実践や他職種との協働等、日々頑張っています。感染管理認定看護師
看護師長 西原 三重(感染管理室)
看護師長 中山 美穂(感染管理室)
病院における感染対策の目標は、患者・家族はもちろん、訪問者や医療環境で働くすべての人々を防ぎ得る感染から守ることです。人・施設・環境を対象に感染を最小限に抑えるために、医師をはじめ院内の各部門の職員と協同しながら、組織横断的に日々感染対策に取り組んでいます。また、地域の医療施設と連携し、効果的な感染対策ができるように活動しています。どうぞよろしくお願いします。
皮膚・排泄ケア認定看護師
看護師長 百武 和子
平成27年度より皮膚・排泄ケア認定看護師専従となり褥瘡対策、創傷ケア、ストーマケアを中心に院内で組織横断的に活動を行っています。
褥瘡対策委員会では医師、薬剤師、管理栄養士、作業療法士で構成される褥瘡対策チームで毎週月曜日に回診を行い、褥瘡重症化予防、早期治癒を目指したチーム医療を行っています。
毎月第1、第3金曜日は外科外来でストーマ外来を担当し、オストメイトの相談や生活指導、また病棟看護師に対するケアの育成も行っています。
また地域の医療スタッフの方とも情報交換を行い、褥瘡ケアやストーマケアの質向上に努めています。
今後も院内や地域との連携を強化し皆さまが安心して生活を送ることが出来るように活動していきたいと思います。よろしくお願いします。
(写真左)褥瘡対策チーム
(写真右)ストーマ外来
緩和ケア認定看護師
看護師長 牧原 りつ子
緩和ケアチームの専従として病棟や外来で組織横断的に活動しています。
患者さんやご家族の痛みや呼吸困難などの身体症状、精神的ケア、療養の場の相談などを他職種と共同して行い、ケースによっては地域の在宅医療スタッフと合同カンファレンスを開催して、ご自宅で過ごしやすいように在宅支援を行っています。また、緩和ケア認定看護師として、がん患者さんのカウンセリングやリンパ浮腫ケアの相談、看護師に対してエンゼルケア勉強会や地域の医療職も交えて緩和ケア勉強会(症例検討会)を企画し、緩和ケアの向上をめざして活動しています。
がん化学療法看護認定看護師
看護師 堀田 悦子
がん薬物療法は、治癒を目指すものから症状緩和まで、いろいろな種類があり、副作用も薬剤によって異なります。患者さんとご家族が安心して治療を受けることができるように努め、出来る限り普段通りの生活を送れるよう副作用の対処方法を一緒に考えています。また、医師や薬剤師など他職種と連携して、「患者さんにとって、何がベストなのか?より良い方法は何なのか?」を一緒に考え、患者さんとご家族を支援できるよう努めています。
そして、専門性を活かした看護が行うために、勉強会などを開催して、スタッフとともにレベルアップを目指しています。ご不明な点やご心配なことは、お気軽にご相談ください。
摂食・嚥下障害看護 認定看護師
看護師 岩崎 里恵
摂食・嚥下障害とは、病気やけが、発達上の問題、加齢などによって口から食べることが出来ない、または食べることに何らかの障害がおこる事です。私は言語聴覚士と共に、摂食・嚥下障害のある患者さんにスクリーニングテストを行い、それを基に個々の患者さんにあわせて食事形態の調整や食べるための訓練の検討などを行っています。さらに看護師・ケアワーカーに対して、口腔ケアや食事介助の方法、食べるための嚥下訓練などの勉強会を開催したり、実践を通して指導を行っています。
また、NST(栄養サポートチーム)に所属し、嚥下障害で嚥下訓練食を提供中の患者さんや、経腸栄養中の患者さんに栄養療法や水分管理などの検討など多職種と共に活動しています。
このような活動を通して、患者さんが安全に一日でも早く食べる機能を取り戻せますよう、また一日でも長くおいしく食事をしていただけますように取り組んでいきたいと思います。なにより、患者さんの「食べたい」と願う気持ち、ご家族の「食べさせたい」そんな気持ちに少しでもお役に立ちたいと思っています。
糖尿病看護 認定看護師
看護師長 坂本 三奈子
糖尿病治療の最終目的は合併症の発症の予防と進展の阻止であります。しかし、糖尿病は自覚症状に乏しく療養行動に結び付きにくいという特徴があり、患者さん自身が糖尿病の状態、合併症の進行状況について理解し自分の生活の中に糖尿病治療をうまく取り入れることが必要です。
糖尿病を持つ患者様に対し、佐賀県糖尿病連携手帳や療養支援カードを活用し、重症化予防への取り組みを行ってます。
救急看護 認定看護師
看護師 坂本 聡
看護師 小野 友梨
救急看護と聞くと、『急変対応』や『重症患者対応』というイメージを持たれる方が多いと思います。しかし救急看護の対象は、救急看護を必要とするすべての人々であり、対象者の年齢や性別、疾患や重症度などを問う事はありません。それに伴い、救急看護を展開する場も、病院内だけにとどまらず、院内・院外での活動を行っていかなければならないと考えています。
これまで救急看護はあまり身近ではなく、馴染みがないという方も多くいらっしゃると思いますが、いつどこで救急看護が必要になるかはわかりません。そのような時に少しでも地域の皆様のお役にたてるような講演会などを企画し、院内だけでなく地域全体の救急看護の質の向上に邁進していきたいと考えています。
がん放射線療法看護 認定看護師
看護師 藤木 真美
がん放射線治療は、がんを治したり、がんによる症状を和らげたりするために行います。
当院は、県北部の患者さまのがん放射線治療をお受けしており、外来通院で治療に励んでおられる患者さまも多くいらっしゃいます。
私は、がん放射線治療を受ける患者さまに毎日の治療を安全・安楽に受けていただけるよう、副作用予防のために生活上の注意点をお話しさせて頂いたり、お仕事や家庭と治療との両立でお困りのことを共に解決したりしています。入院して治療を受ける患者さまには、病棟スタッフとともに患者さんの治療を支えられるようにこころがけています。
認定看護管理者としての活動
成瀬 弘美 増本 智子
日本看護協会では、認定看護管理者(ファースト・セカンド・サード)の認定制度があります。当院には認定看護管理者が2名在籍しています。
医療を取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、このような時代だからこそ看護管理者のマネジメント能力が求められています。今後は2040年問題に向け、診療報酬改定も大きく動いていくことが予測されます。当院が地域で担うべき役割を果たすために経営にも参画していきます。
急性期医療を担い緊迫した医療現場においては、円滑・適切にチーム医療を遂行していくことが必要です。そこで看護実践能力の向上・キャリアアップへの支援を行い組織全体で人材育成に取り組んでいきます。
超高齢化社会を迎え生産労働人口が減少する中では、現職員が働き続けることのできる職場環境の整備が急務となりました。タスクシェア・タスクシフトの推進や多様な働き方の導入など「働き方改革」にも取り組んでいきたいと考えています。
医療安全
医療安全管理者 鬼木千恵子
患者さんへ安全・安心な医療を提供すると共に、職員の安全・安心を守るため組織横断的に活動を行っております。医療安全に終わりはありません。日々、発生事例をシステムで考え対応しています。
糖尿病コーディネーターの活動
中尾理恵子、吉田安代、坂本三奈子
佐賀県は糖尿病腎症から透析まで進むなど、患者様の合併症の進行が多い現状があり、それらの発症・進行を予防することを目指し「糖尿病コーディネート看護師」事業の活動が始まりました。患者様の糖尿病治療・療養環境を整えること、佐賀県の糖尿病連携手帳の新たな普及を目指し、地域の診療所へ出向き活動を行っています。地域のかかりつけ医・看護師・薬剤師と共に患者様が安心して糖尿病療養を続けられるよう糖尿病療養のお手伝いをしています。