日本赤十字社 唐津赤十字病院

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Japan Red Cross Society

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先輩からのメッセージ

2020年度

荒木 大夢

八ヶ代 康将

2021年度

乘田 侑毅

西瀬戸 美沙

平川 雄大

荒木 大夢(佐賀大学卒)

 荒木大夢こんにちは。基幹型研修医2年目の荒木大夢と申します。

 唐津赤十字病院での研修を2年間が終わろうとしており、振り返ってみると、この病院での研修は非常に魅力的だったなと思います。どんなところが魅力的だったか、お伝えしていきたいと思います。

 そもそも僕がこの病院での研修を志望した理由は大きく分けて2つあります。まずは1つ目に病床数が304床と比較的コンパクトながらも、ほぼ全ての診療科をカバーしており、幅広く知識を身につけると同時に、患者1人1人と向き合う時間がとれると考えたからです(この文章はマッチングの面接のときにもそのまま使いました笑)。2つ目に、これは実際に病院見学にきてから感じたことですが、他科の診療科同士であっても医師同士の仲が非常に良いというところでした。医局は総合医局で、診療科同士の垣根が低く、医局内でも他科の先生同士で話されているところがよくみられました。また、他科へのコンサルトも気兼ねなく、そして患者のためにと一緒に対応されている姿をみて、この病院で研修したい!と考えるようになりました。

 それでは実際にこの病院で研修してみて感じたことを箇条書きで申し訳ないですが、記載していきたいと思います。

【良い点】

・手技や検査が、救急外来でも病棟でも積極的にできる環境にあります。

・生理検査室や検体検査室に足を運べば、検査技師さんにご指導いただきながらエコーやグラム染色などもできます。

・当直はありますが上級医の先生と一緒に入る副直という形で勤務するので、非常に勉強になります。救急車もwalk inもどちらも診ることができ、診療に悩んだら上級医の先生にすぐ相談でき、フィードバックももらえます。

・各科のカンファレンスも充実していて、プレゼンの練習もしっかりできます。

・研修医の数は比較的少ないですが、その分、上級医の先生に指導していただける時間は多くあります。いわゆる手技や症例の取り合いなどもないです。

・学会発表も研修医の数は少ないながらもたくさん発表し頑張っています。

・先生方が非常に診療にも教育にも非常に熱心です!

・病院見学で感じた通り、医局内での先生方同士で非常に仲が良いです。気さくな先生も多いので、他科を研修しているときでも質問しやすいです。

・副院長先生がすれ違うたびに「頑張ってる?」とか、「今どこの診療科を回っているの?」とか気にかけてくださいます。院長先生や副院長先生がこんなに気にかけてくださる病院は他にないと思います笑

・教育研修推進センターの方やセンター長がとても優しいので何か困ったことがあったらすぐに相談できます。困ったことがなくても研修センターの方は雑談に付き合ってくれます。

・基幹型なら日本赤十字社から教科書代が20万円も出ます!

【悪い点】

・院内に食堂がないです(ローソンはあります)。ただ、弁当を午前中に注文する旨を医局秘書さんに伝えておけば、昼食は届きます。

・個人的にはスタバによく通っていたので、唐津市内にスタバがないことも難点でしたが、2021年12月にスタバができました(笑)

いろいろと書きましたが、きっと他の研修病院の研修医も同じようなことを書いていると思います。ですので、是非とも一度病院見学に来てみてください。実際に来てみて、他の病院にない唐津赤十字病院の良さを肌で実感し、研修医にも働き方や感じていることを聞いてみてください。

八ヶ代 康将(佐賀大学卒)

八ヶ代康将令和2年に佐賀大学を卒業し、2年間唐津赤十字病院で研修を行った八ヶ代康将と申します。

 

私は基幹型プログラムとして研修を行いました。

プログラムとしては1年目と2年目の2か月を必修科、残りの10か月を選択科として研修しました。

今後当院での研修を希望、検討されている学生さんに向けて私が2年間で感じた当院での研修における長所をここでは述べたいと思います。

 

長所として大きく2つを上げたいと思います。

1つ目は手技を行える頻度、その種類の多さです。

今後、皆さんは初期研修を終え、主治医としてより責任のある立場となります。その際に行ったことがない、また慣れていない手技もあるかと思います。

自身が責任を負う環境下で自信をもって手技を行うには初期研修中にどれだけの回数、種類を行えるかだと私は学生の頃より考えていました。研修医の数が多いと、手技を行える機会があっても他の研修医に分配されてしまいます。当院を含めて研修医の数が多くない研修指定病院での研修は、そういった手技が科の垣根を越えて優先的に回ってきます。将来、外科系や手技の多い内科系を志望される学生さんにとっては、研鑽を積む為に良い環境と言えるのではないでしょうか。

2つ目は当直制度が充実していることです。

病院によっては当直の機会がない病院や、研修医のみでの当直を行っている研修指定病院があります。そういった厳しい環境下での研修を望まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私自身は3年目以降に自分の責任で当直業務を行わないといけないが、最初は何を行えばよいか分からなかったため、教えていてだきながら研鑽を積みたいと考えていました。その中で当院での当直体制は魅力的でした。

当院での当直は内科系当直と外科系当直に分かれており、上級医の先生が当直として入り、研修医は副直という立場で入ります。副直といっても、ファーストタッチから問診や検査、治療まで全てを考えて行います。その際に上級医の先生からご指導をいただけますし、研修医として間違ったことをしないように守られていることは、研修開始当初に不安感の強かった私にとって有難い環境でした。

 

長くなりましたが、2年間の研修期間を総合的に判断すると佐賀県で初期研修を行うにあたって、選択肢の一つとして十分に検討していただきたい病院だと思います。基幹型プログラムを選択すると年間20万円の書籍代がもらえるなど研修医に対する処遇もよいと思いますので、気になる方は一度病院見学に来ていただいて、実際に働いている研修医から生の声を聴いていただきたいと思います。これを見ていただいた学生さんの初期研修期間が充実したものになることを心より願っております。

乘田 侑毅(佐賀大学卒)

こんにちは、2021年度研修医の乘田です。私は佐賀市内で生まれ育ち、唐津には観光や釣りで足を踏み入れる程度で、研修先を選ぶ段階まで全く考えていませんでした。ただ大学の実習を終えてもなお、志望科は内科なのか外科なのかさえ、はっきりと見えませんでした。新専門医制度の波もあり、研修先は自分の志望科を見極めるべく、外来や病棟で各科と向き合いつつもしっかりと自習ができる時間的な余裕を重視していました。

志望科が決まらない学生にとっては佐賀県内で唐津赤十字病院は理想的だと考えています。学習面では図書費の支給制度が充実し、医局では広めの机と個人用パソコン(インターネット完備)があり、研修医の採用人数が良い意味で限定的で各科マンツーマンの指導環境にあります。唐津の土地柄からは、福岡までのアクセスが良かったり、特に海鮮料理が安く美味しかったりするのはもちろん、地域の砦としてCommon diseaseに携われる症例数も十分にあります。労働環境としても、時間外労働の美徳はなく、宿舎の家賃代含めて給与面も満足しています。病院内の医療スタッフは皆親切で、赤十字系列の後期研修先の縛りもありません。

初期研修医としての期間は、国家試験までの知識を網羅的に実践に移せるほど時間の余裕はない印象です。希少疾患はそもそも稀で日常診療ではほぼ触れず、ありふれた肺炎の治療一つでも4月当初の段階では薬剤や輸液の投与量や間隔、副作用の対処、指示出しの仕方など細かい部分は勉強が行き届いていません。シリンジの引き方も分からず、知識があっても実際に行動にうつす正確性・決断力はありません。それでも日々切磋琢磨しながら一歩ずつステップアップしていくため、一つひとつの症例を大切に触れていくこと、そして、じっくり復習する時間が重要だと思います。臨床医としての一歩に唐津赤十字病院はおすすめですよ。

西瀬戸 美沙(佐賀大学卒)

唐津赤十字病院 研修医1年 西瀬戸美沙です。私が当院での研修を決めた理由は2つあります。①研修医の数が多すぎないこと、②病院周囲に住んでいて、車がなくても衣食住を充実させることができることでした。①に関しては、今年は研修医の数が2年目の先生を合わせて10人程度であり、1つの科に対して、ほとんど1人で研修を行いました。当院は唐津全域の最後の砦であり、緊急性の高い疾患から頻度の高い疾患まで、手技・対応を余すことなく学ぶことができます。②に関しては、私は車を持っていませんでしたが、大型スーパー、飲食店、カフェなど徒歩・自転車で行ける範囲で多くの店があり、全く問題ありませんでした。唐津市内には、食事、魚・肉が新鮮でおいしいお店がたくさんあります。また、近くのバス・電車乗り場から1時間程度で天神まで行くこともできます。 

 研修開始後の印象としては、当院は想像以上に多様な症例を経験することが出来る病院でした。月4回の副直(先生と2人で救急車・外来受診者を診察する)では科を超えた救急車の初期対応や外来診察の思考方法を学ぶことができ、指導医の先生の下で多くの手技・診察・処方を行い、責任が増えるにつれて勉強量も自ずと増えていきました。

 様々な症例を経験したい人、たくさんの手技を経験したい人、日常生活も充実させたい人には、唐津赤十字病院は是非お勧めです。立地や研修の雰囲気を知りたい方は、お気軽に見学へお越しください!お待ちしております。

平川 雄大(佐賀大学卒)

唐津赤十字病院に決めた理由は?
→大学か市中病院の二択であり、よりcommonな疾患を研修医の期間で学びたかったから。


実際に研修してみて感じることは?

→医師全体の人数もそこまで多くなく、医局でも回ってない科の先生とコミュニケーションを取りやすい。
 交通の便は少し悪い気がする。


学生に一言
→まずは卒業試験や医師国家試験を突破できるように頑張ってください。
 同じ現場で働いて、佐賀県の医療をより良いものに出来たら嬉しいです。