心アミロイドーシスの核医学検査(RI検査)始めました
当院の核医学検査(ラジオアイソトープ検査 -RI検査-)で99mTcピロリン酸シンチグラフィ検査を始めました。この検査はトランスサイレチンによる心アミロイドーシス(ATTR)で高い感度で診断できることが報告されています。(ATTR心アミロイドーシスの診断能は感度58〜99%、特異度70〜100%と報告されています)
検査の流れ
① 来院後に、RI製剤(ラジオアイソトープ製剤)の99mTc-PYPを静注します
② RI製剤の投与後1時間経過したら15分程度の1回目の撮影あります
③ RI製剤の投与後3時間経過したら30分程度の2回目の撮影を行い検査終了です
検査の画像
RI製剤投与後の1時間後の前方向のプラナー画像から関心領域(ROI)を設定し、心/対側肺野比(H /CL比)より定量評価できます。心/対側肺野比(H /CL比)1.5以上の場合はATTR陽性、1.5未満の場合はATTR陰性と分類することができます(図1、図2)。また、3時間後の画像から骨への取り込みに対する視覚評価も行なっています。

患者の選択基準
● 心不全で原因不明の左心室壁厚の肥大が見られる患者
● 原因不明の心不全または左室壁厚が肥大(12mm超)した
心不全を有する60歳を超える年齢の患者※1
※1 訳注:ASNC版ではアフリカ系アメリカ人
● 原因不明の神経障害、両側性手根管症候群、
または心房性不整脈で通常のリスク因子がない患者、
および心不全の徴候/症状を有する患者で、特に高齢男性患者
● 家族性アミロイドーシスが既知
または疑われる患者における心臓疾患の診断
● CMRまたは心エコー像で心アミロイドーシスが
疑われる患者における心ATTRアミロイドーシスの診断
● 心ATTRアミロイドーシスが疑われ、
腎不全や埋め込み形心臓機器などのためにCMRが禁忌である患者
心臓核医学会“心アミロイドーシス実践ポイント”2019,P3。https://www.jsnc.org/node/210
RI製剤(ラジオアイソトープ製剤)は特殊なお薬ですので、患者様ごとに当日お薬を取り寄せており、当日のキャンセルは承りかねますのでご注意をお願い申し上げます。
ご利用に関するお問い合わせ
唐津赤十字病院 放射線科検査室予約 0955-74-3695
受付時間|平日8:30-17:00(時間外、休診日は翌日または休み明けの取り扱いになります)




















